お塔婆とは?〜ペットにも必要なのか?〜
2021.05.13
皆さんは“お塔婆“と聞いて何を思い浮かべるでしょうか。
法要や供養の一つとして使われます。
そもそもお塔婆とは何でしょうか。
お塔婆は卒塔婆とも呼ばれており、人間で言うと下のイラストのような木の板です。
板には故人の戒名や名前が書かれており追善供養のために飾られることが多いです。
ペットの場合ですとペットの名前になります。
追善供養とは葬儀後に故人のために行う供養のことで、広い意味では日々の供養も追善供養に含まれます。
狭い意味ですと回忌などの際に僧侶のお経とともにお塔婆を建てる供養になります。
読んで字のごとく「追って善い行いをする供養」のことを追善供養と言います。
お塔婆を建てるということ自体が追善供養になるということです。
お塔婆は木の板で出来ていますが、先は尖っていて凸凹のある不思議な形をしています。
これは五重塔をイメージしております。
昔は王族や権力者のお墓に三重塔や五重塔規模のしっかりとした建物が塔婆と呼ばれておりましたが、庶民には土地も財産もありません。
そのため小さい墓石が普及し始めたと同時期にお塔婆も現在の形に定着しました。
ではお塔婆にはどんな言葉が書かれているのでしょうか。
お塔婆には様々な種類の文字で書かれており、その内容はお墓によって異なります。
主に墨汁で書かれることが多いですが、最近では安価でプリントしているお塔婆も増えてきました。
書かれている内容は下記です。
名前:亡くなったペットの名前
命日:亡くなった日
軽文:お墓によって内容は異なります
梵字:空・風・火・水・地の意味を持つ梵字に加え、供養した日にちなんだ梵字が一文字
施主名:お塔婆を依頼した人の名前
供養年月日:お塔婆を建てた日
大日如来:裏面に「大日如来」の梵字
お塔婆によっては全て記載をするわけではありません。
ではお塔婆はどのタイミングで建てるのでしょうか。
正式にこの時期に建てなければいけないといった決まりはありませんが、節目である一周忌や三周忌、月命日、お盆やお彼岸で立て直すことが多いです。
お塔婆はお墓に行けば必ず目にします。
ペットのお墓でも多く見かけますし、当園でも建てているお墓は多いです。
当たり前の風景になっていますが、お塔婆は生きている人と亡くなったペットや故人を繋ぐ手紙といった大切な役割も担っています。
様々な歴史を経て現在の形になったお塔婆ですが、教えは変わっていないので次お墓参りをする際は思い出しながら語りかけてみてください。
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