ペットが死んでしまったら
2021.12.26
大切なペットが死んでしまったら…
『いつかは来るそのとき』ですが、実際、前もって葬儀や火葬についての準備をしている方は少ないと思われます。
ペットが亡くなったときには、人と同じように供養をしてあげる必要があります。
この記事では、
- ・ペットが死んだらするべき3つのこと
- ・動物病院に知らせるべきなの?
- ・役所に届け出た方がいいの?
などをお伝えしています。
大切なペットをしっかり見送ってあげたい方は、ぜひ読んでみてください。
ペットが死んだらするべき3つのこと
ペットが亡くなったら、悲しい気持ちでいっぱいで、何も手につかないかもしれません。
でも、安らかな旅立ちができるように、以下の3つのことをしてあげましょう。
- ・体をきれいにしてあげ、冷暗所に安置
- ・火葬の準備をする
- ・ペット火葬場やペット霊園に連絡をする
以下で分けてお伝えいたします。
①体をきれいにしてあげ、冷暗所に安置
まずは、感謝の意を込めて、ご遺体をきれいにしてあげましょう。
ブラッシングで毛並みを整えたり、温かいタオルで汚れを拭きとってあげましょう。
目が開いてしまうこともあるので、優しく閉じさせてあげるといいです。
亡くなると筋肉の力が抜けるため、排せつ物が出てしまうこともあります。
きれいにしてあげたあと、下にペットシーツを敷いてあげ、タオルでくるんであげるといいですね。
死後は2,3時間程度で体が硬くなってしまうため(死後硬直)、まだ体が柔らかいうちに手足を折りたたみ、丸まって寝たポーズにしてあげるといいです。
そうすることで火葬の際に、箱や棺に入れやすくなります。
また、ご遺体は劣化してしまうため、アイスノンや氷などで冷やしてあげるといいです。
特に夏場は暑さで悪くなってしまうので、クーラーをつけた部屋に安置してあげるようにしましょう。
②火葬の準備をする
おもちゃや好きだったおやつ、洋服など一緒に火葬する愛用品を準備しましょう。
金属類やプラスチック類など火葬できないものもあるので、注意が必要です。
準備ができたらお花や写真を供えてあげ、火葬までのわずかな時間を一緒に思い出を話しながら過ごすといいですね。
大切なペットの毛を少し切り、お守りとして持っている飼い主さんもいらっしゃいます。
③ペット火葬場やペット霊園に連絡をする
ペットの火葬場はたくさんありますが、アクセスや霊園の雰囲気、料金などを総合して選ばれている方が多いです。
いつでも行けるような自宅から近い場所、自然豊かでペットが喜びそうな場所…など飼い主さんによってどこがいいかは異なります。
個別葬や合同葬の選択ができたり、セレモニーの有無など、選択肢が多いペット火葬場がいいかもしれませんね。
また、具体的にホームページで費用を掲載しているペット葬儀場は、「予想外に費用がかかってしまった…」とならずにすむのでおすすめです。
あわせて、口コミやお客様の声などをしっかり読み、信頼できるペット葬儀屋さんなのかを判断しましょう。
もしも事前に確認ができるなら、実際に訪れて雰囲気や費用のお話など、生前相談をされるといいですね。
動物病院には知らせた方がいいの?
亡くなった当日でなくても大丈夫ですが、お世話になった動物病院には一報入れておいた方がいいです。
というのも、獣医師さんも「○○ちゃんどうなったかな?大丈夫かな?」と不安や心配があるからです。
お世話になった獣医師さんの声を聞き、涙を流してしまう飼い主さんも多いです。
また、ペットが亡くなった後の流れが分からない場合には、近くのペット葬儀場や自宅での保管の仕方などをていねいに教えてくれるでしょう。
役所へ届け出た方がいいの?
ペットとして犬を飼っていた場合には、最寄りの役所に届け出をする必要があります。
なぜなら、犬の飼い主さんには『狂犬病ワクチンが義務』となっており、届けを出さないと毎年連絡が来てしまうからです。
連絡を怠ると、罰則が科されてしまうこともあります。
愛犬が亡くなった場合には、30日以内に役所に届け出を行いましょう。
必要書類などは自治体によって異なるので、確認してからうかがうといいですね。
猫や鳥など、犬以外のペットが亡くなったときには、特に届け出る必要はありません。
ただし、動物愛護法上の特定動物や外来生物法上の特定外来生物に該当するペットが亡くなった場合には届け出が必要となります。
【まとめ】ペットが死んだらするべき3つのこと【動物病院や役所への連絡についても紹介】
愛するペットが死んだらすべきことは、
- ・体をきれいにしてあげ、冷暗所に安置
- ・火葬の準備をする
- ・ペット火葬場やペット霊園に連絡をする
の3つです。
ペットの火葬が無事に終わって落ち着いたら、動物病院や役所に連絡をするようにしましょう。
『その日』は急にやってくるので慌ててしまうことも多いと思います。
あせらず、ゆっくり、大切な家族の一員であったペットの最後を、深い愛情と感謝をもって見送ってあげましょう。