犬の葬儀について
2022.02.25
大切な愛犬とのお別れ。
いつかくると分かってはいても、なかなか考えたくはないですよね。
ただ、前もってしっかり考えておくことで、後悔なく愛犬を見送ってあげることができます。
この記事では、
- 愛犬の葬儀の前にすべきこと
- 葬儀の種類や費用
- 葬儀のときの服装
などについてお伝えしています。
愛犬の供養の方法について悩まれている飼い主さんは、ぜひ読んでみてください。
愛犬の葬儀の前にすべきこと
愛犬が亡くなった際には、まずは体を清めてあげましょう。
ブラッシングをしたり、タオルで拭いてあげたり、体をきれいにしてあげましょう。
排泄物がおしりや口から出てしまうこともあるので、温かいタオルできれいに拭いてあげ、下にはペットシートやバスタオルを敷いてあげるといいですね。
目が開いてしまうこともあるので、優しく閉じさせてあげましょう。
また、亡くなってしまったご遺体をそのままにしておくと、悪くなってしまいます。
そのため、保冷剤や氷などを使用して、ペットを冷やしてあげるようにしましょう。
夏場など暑い時期には、クーラーを使用した部屋においてあげるといいですね。
そして、一緒に火葬するものを用意しておきましょう。
おもちゃや洋服、大好きだったおやつなどがいいですね。
金属類やプラスチック類は火葬できないこともあるので注意しましょう。
また、お花を供えてあげることもできます。
感謝のきもちをこめて、かわいいお花を用意するといいですね。
愛犬の葬儀の種類とは?
火葬の準備ができたら、ペットの火葬場やペット霊園に連絡をしましょう。
多くの場合、かかりつけの動物病院から火葬場の情報を提供されると思いますが、自分で調べることもあります。
犬の葬儀の種類にはいくつかあります。
- 立ち合い個別火葬
- 一任個別火葬
- 合同火葬
- 訪問火葬
- 自治体サービス
- 自宅の敷地に埋葬
以下で分けてお伝えしていきますね。
立ち合い個別火葬
人間の葬儀と同じような火葬の方法です。
家族が出棺から立ち合い、火葬の後にお骨も拾うようになります。
お墓に埋葬したり、霊園の納骨堂に預けたり、もちろんお骨を自宅へ連れ帰ることもできます。
一任個別火葬
葬式に必要な作業のほとんどをペット霊園や火葬場にお願いする方法です。
出棺までは家族が立ち会いますが、火葬やお骨拾いはペット霊園や葬儀場のスタッフが行うようになります。
こちらも、個別で火葬してもらえるため、お墓に埋葬したり、霊園の納骨堂に預けたり、もちろんお骨を自宅へ連れ帰ることもできます。
合同火葬
他のペットと共に火葬される方法です。
お骨は霊園の共同墓地や合同供養塔に埋葬されます。
霊園のスタッフがお骨拾いまで全て行い、自宅に連れて帰ることはできません。
訪問火葬
火葬炉を搭載した特殊な車両で火葬を行います。
火葬は自宅前や自宅の周囲で行われ、早朝や深夜に対応してくれる業者もあります。
近くに火葬場がなかったり、仕事の都合などがある場合に利用できる方法です。
自治体サービス
自治体によってはペットの遺体を引き取ってくれるサービスを行っています。
基本的には合同火葬となります。
そのため、自宅にお骨を連れて帰ることができない場合が多いです。
自宅の敷地に埋葬
自宅に土地の余裕がある場合には、そのまま土に還すこともできます。
ただし、ニオイのもととなったり、野良猫や野生動物に掘り返される心配もあるため、深く埋めるなど配慮をする必要があります。
犬の葬儀の費用とは?
葬儀の方法とあわせて、費用も気になるところですよね。
最初から最後までお葬式に立ち会うタイプの立ち合い火葬は、葬儀の中で最も高いです。
そのため、費用を抑えたい場合は、合同火葬や自治体サービスを選ぶようになります。
また、個別葬か合同葬にするか?だけでなく、犬のサイズや体重によっても費用に違いが出ます。
おおよそ、小型犬では2,3万円程度、大型犬になると7,8万円程度と考えておくといいでしょう。
ただし、施設によって違いがありますので、あらかじめホームページ等で確認しておくようにしましょう。
犬の葬儀の服装は?
犬の葬儀の場合には、人と違って服装に関する決まりはありません。
ただし、派手な洋服やアクセサリー、香水などは人間の葬儀と同様に避ける必要があります。
なるべく黒っぽい地味目の服で出向くようにしましょう。
もちろん喪服でも問題ありません。
人間も使用している葬儀場や火葬場に行く場合には、さらに周りの方への配慮も必要です。
【まとめ】犬の葬儀の種類や費用、服装についてお伝えします
犬の葬儀には、個別葬や合同葬、訪問火葬など、飼い主さんの希望に沿った方法で供養ができます。
費用は個別葬の方が高い傾向にありますが、自宅に連れて帰ることも可能です。
服装に決まりはありませんが、なるべく黒色・紺色など落ち着いた色を選ぶようにしましょう。
愛犬とのお別れはいつかやってきます。
そのときまでにしっかり方法や費用について知っておくようにしましょう。